榊原家のティーパーティーVol.4

2019年6月1日~2日 サンリオピューロランド内フェアリーランドシアター

出演者:榊原タツキ、コンスタンティン、朴ウィト、マイメロディ、執事長の中島、榊原家のメイド達、小日向タケル、弓削ミコト、宇迦野リンネ

 

4回目となる今回のティーパーティーでは、新たなキャラクターとしてタケル、ミコト、リンネの三人が出演となっています。

クロノス学園公式Twitterで更新されている漫画では今回のティーパーティーに彼らが参加するに至ったまでの流れが描かれていますので、目を通しておくとストーリーが分かり易いかと思います。

 

こちらは前回同様ストーリーの大まかなレポになります。

台詞はあくまでストーリーを把握出来る程度のニュアンスであり、日替わりネタやコント、詳しいダンスの内容などは割愛しております。

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♪PORTE BONHEUR
パーティーの準備をする中島とメイド達。
そこにタツキが入場してくる。
「みんな!今日は榊原家のTeaPartyへようこそ!」
客席に向けて挨拶をする榊原家のみんな。

 

「オデ、楽しみすぎて眠れなかったど~」
「え!大丈夫?」
「見て見ておめめがまっかっかのモフモフ…」
「ふふ、ほんとだまっかっかのモフモフ♡僕も昨日は眠れなかったよ~」

 

コンスタンティンタツキの腕に抱かれながらタツキに話しかける。
「たちゅき、Tea Partyで一番大事な事ってなんだと思う?」
「大事なこと…?うーん…気合い!」(※ここ日替わり)
「ブッブー!正解は、お・も・て・な・し。おもてなし力!」
「おもてなし力?」
「そう。パーティーに来てくれたお客様に楽しんでもらうために、精一杯を尽くそうとする気持ちのことだど」
「そっかぁ。じゃあ、今日は僕のおもてなし力全開でがんばるね!頼んだよ、中島!」
「はい、お坊ちゃま」
「たちゅきはなんもしないのかぁ~!?」
掛け合いをしながら楽しそうに笑う榊原家のみんな。

 

SWEETS☆TIME (榊原タツキ・メイド)

 

「もうそろそろお時間です。いそいでパーティーのご準備を。」
「ハイ!!!!」
慌ただしく準備を始めるメイド達。
「本日いらっしゃるお友達のお名前を確認させて頂いても宜しいでしょうか?」
「うん、いいよ。」
「朴ウィト様、小日向タケル様、弓削ミコト様、宇迦野リンネ様…以上でお間違いないでしょうか?」
「うん、合ってる」
「みんなに会えるの楽しみだなぁ~」
「今日は天気もいいし、絶好のティーパーティー日和だね」
「そうだなぁ、でも今日は天気予報で晴れのちカミナリって見たから心配だど」
「晴れのちカミナリ!?そんな天気ある?ぼく聞いたことないけど…」
「あまたつが言ってたから間違いないど」
「あまたつ!?こんなに天気がいいのに雷なんてなるかなぁ?」
「あまたつ当たるからなぁ…」

 

屋敷のチャイムが鳴り響く
「朴ウィト様がいらっしゃいました」

 

フィクサー(朴ウィト)
ジャグリング、箒を顎に乗せるなどのパフォーマンスを混じえてカッコいいダンスで朴ウィトが登場

 

「いらっしゃいウィトっちー!!」
曲が終わるなり一目散に朴の元に駆け寄り飛びつくタツキ。
タツキ先輩、今日はお邪魔します!」
「うん!」
「えっ、もしかしてぼくが一番のり?」
「そうだよ!」
「そっかー……一番って…いいものですよね」
「そうかな?」
「何でも一番がいいじゃないですか!」
「うーん、たとえば?」
「たとえば…一番星!」
「…??」
「あ、一番線!…一番線、電車がまいりまーす、危ないでのすので白線の内側までお下がりくださーい」
列車コントでガタンゴトンと客席を一周してステージに戻ってくるパクタツ
朴は続いて二周目をしようとするタツキが止めに入る。
「ちょっと待って!!」
「何で止めるのガタンゴトン!」
「今日はティーパーティーだよ!」
「知ってるよガタンゴトン!」
「ガタンゴトンは置いといて!…思い出してよティーパーティー…」
「あっティーパーティー」(思いだし)

 

話が脱線しつつもティーパーティーの事を思い出した朴とタツキは、今回遊びに来る3人の事を話し始める。
「タケルくんとミコトくんとは話したことあるけど、リンネくんは先生の紹介で挨拶しただけだから緊張しちゃうなぁ」
「僕も初めましてだけど、先生の紹介の子だから大丈夫でしょ。すぐに仲良くなれる気満々♪」
そう話していると、屋敷のチャイムが鳴り響く。

 

♪詠人(弓削ミコト)
弓削ミコトがまったりとしたテンポで周りに手を振りながら登場

 

「ミコトくん、いらっしゃい」
「あ~…!こんにちは~」
ゆっくりした口調で二人に挨拶をするミコト。
お互いに挨拶を交わすもどこかテンポの合わない喋りに朴とタツキが困惑していると、また屋敷のチャイムが鳴り響く。

 

♪カレーのちライス(小日向タケル)
音楽は流れる中なかなか出てこないタケルに、キョロキョロとタケルを探すみんな。
するとステージ端の大きな花のオブジェの中からタケルが登場する。
「タケルくん待ってたよ!」
「すみません!玄関から広くて迷っちゃって、そしたら大きな穴があって覗いてたら落ちちゃって、気付いたら花から出てきました!」
「そんなトトロのメイちゃんみたいなことあります!?」

 

「あなたがトトロって言うのね!」
「タァ~~~ケェ~~~ルゥ~~~!」
トトロの物まねをして楽しそうに盛り上がるタケルと朴。

 

「それにしても、タツキくんの家すごいですよ。」
「そんな事ないと思うけど」
「そんな事あります!あの方たちは?」
執事の中島とメイド達を見て不思議そうにしているタケル。
「執事の中島だよ」
「ひつじ?」
「メェ~メェ~!」(羊の物まね)
「し、つ、じ!それと、メイドのみんな」
「まいど?」
「メイド!」
「まいどってww大阪じゃないんだから~」
「粘土ってなんですか?」
「メ・イ・ド!」
「粘土wこねちゃう」
あまり理解が出来ない素振りを見せつつ、並んでいるメイド達に挨拶を始めるタケル。「網戸さん、初めまして!」
「網戸www風通しwww」
準備のために退場するメイドたち
「網戸さんたちバイバイ!」
 人数が増えて賑やかになった屋敷内。
朴とタケルは初対面ながらもお互いにボケ合って楽しそうにしている様子だった。
「お屋敷に来るのは初めてだと思うけど、今日は僕がホストになってみんなを楽しませるから、遠慮なく楽しんでいってね!」

 

「ミコト先輩、今日は楽しみましょうね。それにしても、この前教室に行った時も思いましたけど、ミコト先輩っておっとりさんですよね」
「うーん。楽しもうねぇー。」
「今日はいい天気ですね」
「そうかなぁ~」
「ん?」
「天気いいねえ~~」
「二人とも!全然噛み合ってないよ!」
「「本当だぁー!」」
「あ、合いました!イェーイ!」
ハイタッチしようとして一回目は空振りするも、二回目はちゃんと成功する2人。
話のテンポはなかなか合わないが、ミコトと朴も気が合わない訳ではないようだった。

 

「あとはリンネくんだけだね。」
しかしいくら待ってもなかなか来ないリンネ。
「この前、先生のとこに招待状出しに行ったとき先生が『俺、行けないんだけど、リンネ代わりに行ってきてくれよぉ』って言ってたど」
「だからみんなも宜しくね」
「でもお腹すいたし、先にみんなで始めちゃうって選択は……」
(無言の圧力をかけるタツキ)
「……ないですよね!ないです!タケル先輩そりゃないですよ~」
「えっなんかいった?」(オブジェに耳を当てて遊んでいて話を聞いていないタケル)

 

そうこうしていると、屋敷のチャイムが鳴り響く。

 

空想メソロギヰ(宇迦野リンネ)
入ってきてみんなの顔を見るなり一度引き返してしまうも、なんとか登場するリンネ

 

「こんにちは」
「お待ちしてました!榊原タツキです!」
それぞれリンネに自己紹介をはじめるみんな。
「初めまして、今日はケント先生に行っておいでと言われて来ました。よろしくお願いします。」
「初めましての人ばかりで緊張するかもしれないけど、楽しんで行ってね!」
「二人も!」(タケルとミコトに向けて)

 「ハイ!僕はもう既に楽しんでます!」
フクロウのオブジェや小さい家のオブジェに話しかけて「たのしー!」とはしゃぐタケル。朴やミコトもあっという間に打ち解けて楽しそうにしている。
そんな中何処か気まずそうにしているリンネに、タツキが話しかける。
「大丈夫…?」
「なんか元気ないなぁ。」
顔を覗き込んでくる朴に対して、思わず顔を背けてしまうリンネ。
「ていうか目合わせてよ!」

 

「まぁまぁ。中島、みんな揃ったから始めよっか!」

 

♪夢路香りて宴と為す
みんなで楽しく踊るなか、リンネだけは終始付いていけない様子であった。

 

「このクッションみたいのなんですか?」
「えっ知らないんですか?すっごく美味しいんですよ」
名前がなかなか思い出せない朴
「違うよ!マカロン!フランスの代表的なお菓子なんだよ」
「さぁ、皆さんもどうぞ!」
リンネやミコトにもマカロンを渡しにいく朴。
タケルは美味しそうにマカロンを口にする。
「都会ってスゲーなぁ!僕たちの島じゃこんなオシャレな食べ物ないですし、オシャレなパーティーなんてしないですよ」
「タケルくんはアキラっちょと同じ出身なんだよね」
「はい。僕たちの島じゃ、パーティーっていうか寄合っていうのがあって、獲れたての魚を捌いて、じっちゃんやばっちゃんが三味線片手に歌ったり踊ったり。こんなオシャレじゃないですよ。」
「へぇ、でもそれも楽しそう!」

 

「ミコトくんは、幼稚舎の時うちに遊びに来たことあるんだもんね!」
「うーん。……覚えてる…よぉ…?」
「絶対覚えてないやつだ」
「仕方ないよ!僕も記憶が曖昧だし!久々の再会ってことで改めて宜しくね!」
「ミコト先輩ってダンスの経験あるんですか?」
「うんー。ちょっとだけど~。」
「おっとりさんだから、アップテンポのダンスは難しそうですね」

 

「リンネくんはぁ…。……あれ、リンネくんは!?」
タケルとミコトの話に夢中になっていると、いつの間にかリンネの姿が見当たらなくなっている。
居なくなってしまったリンネを探して辺りを見回すみんな。
ワァーーーーーーー!?!?オーマイガッッッ!!!オーマイガッッ!!!居なくなっちゃたOR最初から居なかった!?私たちは…私たちは始めから居ない人に話を掛けていたとか!?」
「なに言ってんだよぉー!!ウィトっちがいじめるから帰っちゃったんじゃん!」
「僕いじめてないですよ!」
「僕探し行ってくる!」
「ほっとけばいいじゃないですか。」
「先生からよろしく頼むって言われたんだからダメだよ…僕行ってくる!」

 

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突然の雷雨のなか、崖の上に一人で座り込んでいるリンネ。
名前のない怪物(歌:宇迦野リンネ)
どこか寂しく苦しそうに歌い上げるリンネ。

 

「やっぱり来るんじゃなかった…」
そこにマイメロディがやってくる。
「どうしたの?」
「…君は?」
「私はマイメロディっていうの」
「僕は宇迦野リンネ…」
「何かあったの?何でも言って?そんな辛そうな顔してるの見たら私も辛い。だから、話してみて。」
「実は…先生に言われて友達の家に行ったんだけど、仲良くなれなくて……。でも、仲良くなれると思ってたんだ!彼らのダンスの動画見てたし。その動画、すっごくかっこよくて、僕もこんな風に踊れたらって思ったんだ!でも、実際会ったら緊張しちゃって…」
「なーんだ!宇迦野くんの悩みはすぐに解決しちゃうね!」
「え…?」
「だって、宇迦野くんの心は決まってるもん。誰だって、最初は怖いんだよ。でも、勇気を出して、アルスマグナのダンスを見てすごいって思ったこと、僕もこんな風に踊りたいって思ったこと、伝えてあげて。きっと、アルスのみんなすごく喜ぶと思うの。それって、一番の思いやりだよ。さっき、アルスの事を話しているときの宇迦野くん、目がキラキラしていたよ。本当に好きなんだなって思ったもん。その想いは、絶対に伝わるよ。」
「……ありがとう、頑張ってみる」
「宇迦野くんなら大丈夫!」

 

「リンネくん?リンネくん……?ここにもいない…」
雨の中一人でリンネを捜して回るタツキ。
「一人で大丈夫かな……かわいそうなことしちゃったな……」
ウロウロとリンネを捜して彷徨うタツキの表情はどこか辛く寂しそうであった。
ついには持っていた傘を手放して、苦しそうに胸を抑えるタツキ。

 

♪Gothic and Lonliness(榊原タツキ・メイド)
苦しそうに踊り狂うタツキの姿を、遠くから眺める中島とリンネの姿
タツキは苦しそうにリンネの名前を呼びながら、また捜しにその場を離れていく。

 

「すごく可哀想だった……どうしたんだろう」
一人で雨に塗れるリンネに、中島は持ってきた傘を渡す。
タツキお坊ちゃまは、一人で悩みを抱えるリンネ様を想い、自分とコンスタンティン様を重ねていてもたってもいられなくなったんだと思います」
「どういうこと?」
タツキお坊ちゃまは、今でこそダンス部の皆様といつも笑顔でおられますが、それまではよく一人で家に閉じこもっておいででした。」
中島は、タツキが昔は両親が不在がちで孤独だったこと、コンスタンティンも夫婦仲の悪い過程で育って孤独だったこと。その後お互いが出逢い心を寄せ合うようになった話をリンネに伝える。
「僕が悩んでいる事なんて大した事じゃないのに、そんな辛い事思い出させちゃったのか…」
「一緒に屋敷に戻りませんか?」
中島はリンネの肩を抱えながら屋敷へ戻っていく。

 

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「宇迦野くーーん」
「こっちにもいません」
傘を差しながらリンネを捜す朴とタケルとミコト。
朴の頭にはなぜかカラフルな小さい傘がのっている。
「何処にもいないですね…」(真面目顔)
「どうしたのそれ?」
「何がですか?」
「帽子なのかな?」
「傘ですよ!」
「傘にしては小さくない?肩濡れちゃうじゃん」
(肩をすぼめて傘の中に無理矢理入れる朴)
「おかしいでしょw!」
「そんなことないですよ!これ便利なんですよ?傘使っちゃうと片手塞がっちゃうけど、こっち(ミコト)なんて両手塞がってるけど、両手が使えるんですよ!両手使えると、なんでも出来るんですよ!!」
「たとえば?」
「た、たとえばw?たとえば…」

 

「グーチョキパーでグーチョキパーでなにつくろ~?なにつくろ~?」
日替わりでサンリオキャラクターを表現してみせる朴ウィト
「暑いときは日傘の代わりにもなるし」
「だれかも言ってたような…」
「絶対流行ると思いますよ」
「絶対流行らないよ!ね、ミコトくん」
「絶対流行らないねぇ~」
またリンネの捜索を再開しようとするがどこか飽きている様子の朴。
「疲れたんで、ちょっと休んでいきましょうよ」
座ってスマホで動画を見始める朴。
「何見てるんですか?」
「ダンスの動画!」
タケルとミコトにダンスの動画を見せる。
「もう一回見よっと」

 

♪金曜日のおはよう(朴ウィト・小日向タケル・弓削ミコト)
タケルと朴が楽しそうに踊る様子を見て、今までゆっくりとしていたミコトが急にキレのあるダンスで混ざる。

 

「すごいですよミコト先輩!あのおっとりとした口調からは想像できないキレのあるダンス!」
みんなはリンネを捜しに戻ろうとするが
「もう帰りましょうよ。先生の紹介の子だから仲良くしようと思ったのに、暗いし、目も合わせてくれないし…」
「でも…」
リンネの捜索になかなかノリ気にならない朴ウィト。
そこにマイメロディが現れる
「こんにちは」
メイメロディに一人一人自己紹介をする三人。
「さっき、みんなのお友達の宇迦野くんを見たよ」
「えっ、何処にいたんですか」
「この先の公園にいたよ」
「ありがとうございます!」
「いいですよ行かなくて、それよりミコト先輩違うダンスも見せてくださいよ。マイメロちゃんも、ミコト先輩のダンスすごいんですよ!」
「宇迦野くんも、みんなと踊りたいと思うよ。」
「え?」
「さっき宇迦野くんね、アルスの動画を見てすっごくかっこよくて、あんなふうに踊れたらなって言ってたの。」
「宇迦野くんが!?」
「私も宇迦野くんがみんなと踊ってるところ見て見たいな。彼はちょっと勇気が足りなかっただけで、みんなと仲良くなりたいと思ってるはずだよ。最初は誰だって怖いけど、誰だって話すの怖いけど、みんなと仲良くなりたいのよ。分かってあげて。」
「ぼく、悪い事しちゃったかも…」
「大丈夫よ、その気持ちがあれば!」

 

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「リンネくん、リンネくーん……どこ?」
一人でリンネを捜して彷徨うタツキ。
振り返るとそこにはリンネの姿が。
「あ!びっくりした!!」
「ごめんなさい、びっくりさせるつもりなくて…」

「ううんいいよ。会えてよかった。みんな心配してたよ、いこ?」
「あの!」
「うん?」
「あの、今の僕の気持ちが、上手く表現できないんですけど…」
「うん」
「先生に行けって言われて、来てみて……」
言いかけるも沈黙してしまうリンネ。
「もういいよ、大丈夫。いこ?」
「これだけは言えます!今日は来て良かったです。お招きありがとうございました!」

「こちらこそ!ありがとう」
リンネの言葉を聞いて、嬉しそうに笑うタツキ。

 

♪君と踊れば(榊原タツ・宇迦野リンネ)
タツキがリンネに振付を教える形で、一緒に踊る2人。
不慣れなリンネはぎこちなくタツキを真似て踊るが、その表情は戸惑いながらもどこか晴れ晴れとした様子だった。 

 

タツキ先輩!」
「あ、宇迦野くんもいた」
踊り終えたタツキとリンネの元に、朴とタケルとミコトの3人も合流する。
「なんか、ごめん…!」
頭に傘を乗せたまま、朴はリンネに向かって頭を下げる。
「ううん、僕の方こそ、ごめんなさい。」
朴の頭の傘にびっくりしながらも、ちゃんと答えるリンネ。
「あー!宇迦野くんー、いたー」
ワンテンポ遅れてリンネに反応するミコトに、「遅いよー!」と笑いあうみんな。
先ほどまでぎくしゃくとしていた空気は、不思議と打ち解けていた。

 

みんなの心が晴れるのに応えるように、さっきまでの雷雨はいつの間にか止んでいた。みんなは差していた傘を閉じ、それを屋敷のメイドが回収していく。

 

「改めて、ティーパーティーを始めたいと思います!」
♪PORTE BONHEUR
全員で楽しくダンスを踊って、ようやくティーパーティーの幕が開ける。
カーテンコールへ。